運転士だったあの頃

運転士時代、ミスをしてしまい、上司である助役に怒られることがありました。それを見ていた同僚の先輩が、後ほどその助役に「里口は普段手抜きをせずに真面目に頑張っているからそんなに厳しく指導しなくてもいいのでは」と言ってくれたとの話を聞きました。その先輩に感謝するとともに、通常から規定を遵守すること、同僚・上司とコミュニケーションをとることの大切さを改めて痛感させられる出来事でした。

担当授業

車掌実務など

指導するにあたり心がけていることは、決められたことを愚直に守ることの重要性を伝えることです。車掌の業務はドアの開閉、案内放送など多岐にわたりますが、お客様を安全に目的地へお届けしなければどんなに素晴らしい接客サービスを行っても意味がありません。常にお客様の命をお預かりしているという職責を自覚し、安全がすべてに優先されるということを肝に銘じ、業務を遂行しなければならないことを伝えています。

学生へメッセージ

鉄道のお仕事は社会になくてはならない仕事です。鉄道は運転士、車掌、駅係員、保線員、検車係員など様々な職種の人の不断の努力によって365日24時間決められた時間をきっちり守って運転されています。鉄道会社で働くこと自体が社会貢献に繋がっていくのです。安全、安心、そして快適にお客様をお運びすることが鉄道員の誇りです。ぜひ皆さんもテツカンで一緒に学び、将来鉄道業界で働く夢を叶えましょう。